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夜勤明けに体調がおかしくなったり、勤務中に仮眠をしたけど逆に調子が悪くなっている方はいませんか。それらはしっかりと対策を考えて体調管理をすることで、負担軽減に繋がるのです。
人間の身体には、24時間で変動する「サーカディアンリズム」と呼ばれる生理現象があります。体内時計とも表現されますが、朝は太陽光をたくさん浴びて、夜はしっかりと暗い場所で寝ることでサーカディアンリズムを調整することが可能です。夜勤明けで体調が悪くなる人は、少し無理をしてでも日勤と同じような生活習慣を心がけましょう。夜勤明けで疲れていても、普段朝食を食べる時間に夕食を食べたり、太陽光を意識的に20分以上浴びたりすることが有効です。そうすることで、体調が整うだけではなく、免疫力の向上も目指せます。

また、睡眠は重要との考えから、勤務中に仮眠をとる看護師も少なくありませんが、方法を間違ってしまうと逆に体調を崩してしまいます。人間は睡眠を開始したら、徐々にノンレム睡眠と呼ばれる4段階に分けられた深い眠りに入りますが、3,4の段階まで眠ってしまっては起床自体が難しくなり、起きても頭に靄がかかったような状態になる可能性もあるのが現状です。
ノンレム睡眠の1段階目で起床できるように、15分睡眠を心がけるといいでしょう。眠りが浅い段階なので、苦もなく起床できますし、脳機能は十分に回復します。15分睡眠は慣れるまで少し練習が必要なため、最初はアラームなどを利用して無理にでも起きることが大切です。慣れてきたら、アラームがなくとも身体が勝手に15分間で眠りから覚めるようになります。